イベント開始と同時に映像の転送を開始する
MASV Desktopアプリで、成長するファイルを送信できる。グローイングファイルとは、ファイル転送中にディスクに記録され、サイズが大きくなるファイルのこと。
通常、グローイングファイルは、スポーツやニュースなどのライブイベントをスタジオから離れた場所から録画する場合に使用される。グローイング・ファイルを送信することで、イベント終了後に転送を待つのではなく、イベント開始と同時に映像の転送を開始できる。
これにより、制作クルーは時間を節約でき、スタジオのエディターやレビュアーはより早く映像を入手できる。
MASVは、収録が終了し、ファイル転送が完了した後、成長するファイルをダウンロードできるようにする。MASVは、Watch Folderオートメーションでグロースファイルを送信する。Growing ファイルのアップロードには、Send オートメーション、または Send to Portal オートメーションを使用できる。
💡 オートメーションは、ウォッチ・フォルダー内のファイルのみを監視する。
複数のファイルをいつでもウォッチフォルダに追加できる。Growing filesオートメーションは、個々の転送として各新規ファイルを自動的にアップロードする。
Growing filesオートメーションは、デフォルトでは、10秒ごとに成長しているファイルのファイルサイズをチェックする。ファイルサイズが変化しない場合、ファイルは記録を停止したとみなされ、転送は終了する。
例 ポータルに送信する
- Automationsをクリックする。
- Send to Portalをクリックする。
- 必要なフィールドを入力し、Send growing files オプションを有効にする。
- 設定セクションで、ファイル・サイズ・チェックの期間を調整できる:
- オプションで、ウォッチ・フォルダ内で検出するファイル名またはファイル・パターンのリストを指定できる。
これらのファイルのみがアップロードされ、一致しないファイルはすべて無視される。 - Continueをクリックして次のステップに進む。
- Eメールアドレスとオプションのメッセージを入力し、Createをクリックする。
自動化の準備が整った。ウォッチ・フォルダが自動的に監視される。
成長するファイル転送のステータスをチェックする
Growing Filesオートメーションが新しい転送を開始すると、Sending画面に表示される。
Growing Files転送は、Type欄にカメラアイコンで表示される。
ステータスには、ストライプのプログレスバー、これまでの転送データ量、現在の転送速度が表示される。
💡 録画中の成長ファイルの最終サイズは不明であるため、ETAは現在のサイズを転送するための残り時間を表示しているが、これはファイルが成長するにつれて変化する。録画が終了すると、ETAは完了までの正確な時間を表示する。